第28章-重大な結果

彼は戸口に立っていた。片手には袋を提げ、その口元から血がぽたぽたと滴っている。

「イークルス――」目の前の男が言いかけたが、イークルスはそっぽを向いた。彼は扉を蝶番ごと引き剥がし、そのまま立ち去った。

ばかみたい。鍵を使えば済むのに。

目の前の男がイークルスを追いかけようと決める前に――互いに知り合いらしく見えたからこそ――アニヤは言葉で彼を止めた。

「今の人は獣よ、私を襲ったの!お願い、ここから助け出して。次は私たち、殺される……私の子に情けをかけて」

「誤解だ。頼む、許してやってくれ。二度とこんなことにはならない」

イグナスの名にかけて、なんて愚か――別の手を打たなきゃ!

「...

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