41-亀裂の到来

「その耳飾りは誰にもらったの? もう片方は誰が持っているの?」

ウラがその男を指さすと、男は鼻でせせら笑った。

アニヤは微笑み、ウラのスカーフを整えた。「よろしいわ」

ウラはかすかに身を震わせた。まだ怯えていて、このやり取りが何を招くのかもわからずにいるのだ。アニヤが手を差し出すと、彼女はびくりとし、その手を疑いと恐れの入り混じった目で見つめてから、ようやくそれを取った。

再び立ち上がった瞬間、ウラはすぐにアニヤの手を放し、一歩あとずさった。

「どんな罪を着せたいのでも、この俺に向けろ。彼女は放せ」

アニヤは彼を無視し、代わりにウラへ、最近この神殿に子どもが連れて来られたことはあるか...

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