第43話野獣の中の美女

ベラドンナは目を見開き、外されていく仮面へと意識を集中させた。

そこにあったのは、彼女が想像したことさえないものだった。それどころか、想像のさらに先を行くものだった。

彼があの仮面で覆っていたのには、たしかに理由があった。だが、それは彼女が思っていた理由ではなかった。

王の顔は傷だらけというわけではない。けれど、違っていた。彼女がこれまで一度として見たことのない、どんな顔とも異なっていた。

王の肌は褐色だった。彼女ほど濃くはないが。瞳は、黄金の仮面越しにいつも見ていたとおりの色――人を惑わすような茶色。鼻筋はまっすぐで、鋭く、しっかりとしている。だが、違いはそこからだった。頬骨の上の両...

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