第46章-彼のベッドで

浜辺。

波の音。

冷たさ。

それから、夢に突っ込んだときと同じくらい唐突に、すべてが消え失せた。

彼女ははっと上体を起こした。荒く速い息が喉を震わせ、胸が上下するたび、鎖骨のあたりに当たる首飾りのペンダントを握りしめる指に力がこもる。

掛け布団を放り投げ、片脚を床へ下ろす。さっきまで自分が取っていた体勢が、今となってはひどく無防備なものに思えた。

ほんの一瞬の出来事だったのに、恐怖が肌の上を這い回るのがわかった。

風がカーテンの隙間を抜け、布地が宙でふわりと持ち上がる。それだけで彼女はびくりとして跳ね上がった。

続いて、窓ガラスを叩く雨の鼓動が耳に届く。心臓が早鐘を打ち、彼女は...

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