108-シークレッツオブザレイク

もっと欲しいと願うことは抗いがたいほど魅力的で、正しいことのように思えた……なのに、どこか違っていた。

二人を引き寄せていた火花のようなものから、先に我に返ったのはアラリスだった。彼は身を引いた。

「すまない。こんなことをするべきじゃなかった」

そう言うや否や、彼は一瞬で姿を消し、彼女だけが取り残された。頬は熱を帯び、心はひどく乱れていた。

考えがまとまらない。異質で、圧倒的で、抗いがたい感覚が彼女を突き動かし、部屋を飛び出して彼を追わせた。

だが地上へ出て、月のぬくもりを帯びた光が肌を撫でるのを感じたとき、また別の何かに心を奪われた。彼女の足は彼ではなく湖へと向かっていた。なぜか、...

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