112-ダガーマインドゲーム

その夜、ニーカは〈後継者〉の命に従ってカエルのもとへ向かった。だが、そこで目にしたのは、彼が誰かと一緒にいる姿だった。

ツィリ?

どうして?

どうして彼女がここにいる? なぜここに? カエルのことをいつから知っていた? どうやってここまで来た?

なぜ、ここにいる?

イナよ、いったい何を彼に話したのだ?!

頭上の三日月は白く輝き、周囲にそびえる高木のまばらな葉が落とす影のあいだから、その光が二人の上にきらめいていた。ツィリの顔に浮かぶ笑みは、ニーカにもはっきり見て取れた。カエルの目に散る疑念と同じくらい、いや、それ以上にあからさまだった。

何を話したのだ?!

「本当なのか?」カエ...

ログインして続きを読む