145-運命不明

「彼女は二つの試験を通った!」アマは席から跳ね起き、叫んだ。「きっと何か――」

「お前はこの評議会の一員ではない」幽鬼の高位存在が鋭くアマへ向き直る。「決定に口を挟むな」

ベラドンナは目を見開いた。二つの試験! ということはエリが――。ああ、イグナスにかけて、やはり自分の勘は当たっていた。

エリはどこにいる? なぜまだ中へ入れてくれないの?

アマは口の端をつり上げた。「まだ根に持ってるの、フォシ? へえ」

「二つの試験を通っただと? 失敗したのは明らかだ。規則は規則だ」海の高位存在が言い放つ。「失敗だ。評決を下せ。私は行くところがある」

失敗? 胸の奥に痛烈な衝撃が走った。いったい...

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