第69話アウト・フォー・ザ・デビル

彼女の捜し物は徒労に終わった。だが、最初から行き止まりだと分かっているべきだったのだ。

何か月も前、花嫁泥棒に使ったあの陶片が回収できる、あるいはそもそも見つかると信じること自体が、甘い願望にすぎなかった。

あの朝どこに置いたのかさえ思い出せない。その日のうちに部屋へ戻ってから見たかどうかも、思い出せない。

割れた欠片は、まるで、虹の川の染みがドレスから薄れていくみたいに、すうっと消えてしまったかのようだった。けれど、そんなはずはない。

彼の血が幻であるはずがなかった。確かにそこにあった。彼女はそれを感じたのだ。

となると、陶片がなくなった理由はひとつしかない。ラケルが部屋の掃除をし...

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