第78章-すべての思い出

「両親は、飼い慣らされた私よりも、レックスの荒々しい魂を愛していた。あの年頃の子にしては、血まみれで見つかることがあまりにも多かった」

ベラドンナは眉をひそめた。

いったい何歳なら、血まみれで見つかっても相応しいというのだろう。

血まみれ――!

「レックスは、私なんかよりずっと両親に似ていた。ある時期は」彼はくすりと笑い、視線を彼女へ向けた。「少し嫉妬しかけたこともあった。でも」そう言って人差し指を立てる。「弟を憎むことなんてできなかった。なんといっても、あれは私の可愛い弟だったからね。愛していたよ。あいつがいるだけで幸せだった。あいつの存在も、笑い声も、困りごとも。村で動物相手に暴れ...

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