第15章 人生設計者

会議が終わると、心海が自分から口を開いた。

「先輩、お食事でもどうですか? すぐ近くに、いいレストランがあるんです」

「いいね」

松本淳太はあっさりとうなずき、それから少し意地の悪い笑みを浮かべた。

「でもさ、今回は俺に奢らせてもらえない? せっかくの機会だし」

言いながら、彼は心海にぱちりとウインクする。

「先輩が戻ってきたんだから、私が歓迎しないと」

「だからこそ、だよ」

松本淳太は当然だと言わんばかりに肩をすくめる。

「先輩が後輩に奢る。世の理ってやつ」

レストランは学校のそば、路地裏の一角にあった。内装は簡素で温かみがあり、出てくる料理も淡く上品な味つけだ。二人は...

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