第59章 君の行き先を見つけてやる

阿部岳斗は、腹を抱えて震える彼女を見下ろしていた。表情ひとつ、動かさない。

「どうせ死ぬなら病院の地下にでも運べ。霊安室でくたばるなら、それなりの居場所ってやつだろ」

美玲はボディーガードに乱暴に引きずられ、そのまま車へ放り込まれた。ひどく縮んだ胃には、冷えきった液体が無理やり詰め込まれている。車が揺れるたび、腹の奥を錆びた刃でかき回されるようだった。

痛みは凄まじく、悲鳴を上げる力すら残っていない。

別荘へ戻ると、彼女はじめじめと湿った地下室へ叩き込まれた。

鉄の扉が、ばん、と閉まる。

それだけで、わずかに残っていた気配までも断ち切られた。

もう目はない。なのに、完全な闇に閉...

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