踏み潰された赤子、抉られた瞳。真実を知った支配者は、私の足元で泣き叫ぶ

踏み潰された赤子、抉られた瞳。真実を知った支配者は、私の足元で泣き叫ぶ

桐島遥希 · 連載中 · 168.3k 文字

317
トレンド
1.7k
閲覧数
27
追加済み
本棚に追加
読み始める
共有:facebooktwitterpinterestwhatsappreddit

紹介

八ヶ月の胎児を足蹴にし、私の眼を抉り出した冷酷なる支配者。
彼は三年間、私を玩具として蹂躙し続けた。偽りの罪を信じ込み、歪んだ愛情と憎悪をぶつけて。
すべては、あの女の嘘一つから始まった惨劇。
しかし、真実という名の猛毒が、今まさに彼の喉元へと迫る。
彼が誇り高く踏みつけた「ゴミ」こそが、彼が唯一愛したはずの血脈であったと知った時、その仮面は崩れ去る。
乞い願い、許しを請い、この盲いた私の足元に這いつくばる姿よ。
地獄へ堕ちるその瞬間に、私は嗤ってやるつもりだ。

チャプター 1

バーの大型スクリーンでは、卑猥な映像が流れていた。

妊娠八か月の美玲が、大きなベッドに仰向けで横たわっている。脚は大きく開かれ、腹は山のようにせり上がっていた。

股間は乱暴に弄ばれたように赤く腫れ、ひどく痛々しい。男の黒ずんだものがコンドームも付けず、容赦なく出入りを繰り返す。

「……あっ、もっと奥……赤ちゃんに当たっちゃう……」

画面の美玲は夢中になったような表情で舌まで突き出し、喘ぎ声を途切れさせない。

店内には数十人の男がいた。誰もが釘付けで見つめ、下半身を隠しもしない者までいる。

その中央、ソファの前にひとりの女が膝をついていた。美玲は腹を抱え、涙で目を赤くして叫ぶ。

「岳斗、お願い……止めて……! これ、AIの顔だけ差し替えた動画なの! 偽物なの!」

だが両手は腹を守るので精一杯で、耳を塞ぐこともできない。映像の中では、彼女とまったく同じ声が淫らに響き続ける。なのに美玲は、そんなことを――一度だってしたことがない。

前科なんてない。遊び歩くような女でもない。それなのに、なぜ岳斗は信じてくれないのか。

「偽物? どこのエロサイトにも転がってる。1回500円で落とせるんだ。……全体で何回ダウンロードされたと思う?」

殴られ、床に転がった美玲は、次の瞬間には襟首を掴まれて引きずり起こされる。

「売るのが好きなんだろ? 叶えてやるよ。今日はこのバーにいる連中、全員お前の客だ。飽きるまで売らせてやる」

理解する間もなく、白いワンピースがばりばりと裂かれ、布切れになって散った。

美玲は必死に身体を隠す。

「違う……本当に違う……! 私、男の人はあなただけ……岳斗、お願い……」

返ってきたのは、容赦のない平手打ちだった。

阿部岳斗が立ち上がる。一九〇に届きそうな長身。小動物でも持ち上げるみたいに、美玲の喉元を掴み、そのまま吊り上げた。

「……吐き気がする。そんな台詞、口にするな」

白い下着が乱暴に引き剥がされ、妊娠で張った胸が露わになる。

岳斗の目は、ゴミでも見るように冷え切っていた。彼は美玲をソファ前のテーブルに放り投げ、脚をこじ開ける。下着は横へと押しやられた。

美玲は取り乱しかけて、身をよじりながら叫ぶ。

「阿部岳斗! やめて! 放して!」

八年も愛した男が、どうしてこんなことをするのか。自分は人間ですらないのか。

「みんなに見せてやれ」

岳斗の瞳は氷のように冷たい。

「お前のそこが、動画と――同じかどうか」

「AIだの偽物だのって? 春菜がお前を陥れるとでも?」

岩崎春菜――。

その名を聞いた瞬間、美玲の力が抜けた。

目の奥に落ちるのは、死んだような絶望。

岳斗の幼馴染として一緒に育った岩崎春菜。彼が彼女を信じないはずがない。

「遊びたい奴、並べ」

頭上から、凍てついた嘲笑が降る。

「1回1000円。二回分で三回。サービスしてやる」

「やだ――!」

こんな人数、耐えられるわけがない。死んでしまう。しかも、腹には子供がいるのに。

美玲は歯を食いしばり、必死に暴れた。

「阿部岳斗……お腹の子、あなたの子なの……! こんなこと、できるわけない……!」

だが岳斗は信じない。

「俺の子? お前、何人に抱かれた? 自分でも父親が誰か分からねえんじゃないのか」

「違う……」美玲は泣きながら首を振る。絶望で声が掠れていく。「ほんとに……誰とも……」

抵抗は、無意味だった。

少しでも身を起こして逃げようとすれば、岳斗に乱暴に押し戻される。テーブルの周りに男たちが群がり、美玲を見下ろす目は飢えた獣そのものだった。

「兄貴、カード? 現金?」

四肢は六、七人が同時に押さえつける。胸や下腹部へ手が伸び、腹を叩く者までいる。容赦など欠片もない。

「やめて……! 子供が……!」

美玲は壊れたように叫び、恥という感覚さえ忘れていた。ただ腹の中の命を守りたい、それだけ。

「……やめろ。全員、下がれ」

突然、岳斗が怒鳴りつけた。

美玲の身体に指をねじ込もうとしていた男が、肩を掴まれ、背負い投げで人混みの外へ叩き落とされる。

「誰が触っていいと言った。消えろ」

獣じみた気迫が走り、テーブルの周囲は一瞬で空いた。男たちは三メートルほど後ずさる、顔面が青ざめている。

岳斗は美玲の足首を掴み、引き寄せた。

「男は俺だけだって? ……なら、俺がやる」

ベルトが外され、熱を帯びた気配がじわじわと迫る。

「岳斗……やめて……子供が、危ない……」

美玲は泣きながら懇願した。身体が砕けそうで、もう逃げる力もない。何を言っても無駄だと分かっていながら、最後の力で罵る。

「……あんた、人間じゃない……阿部岳斗……!」

怒りに火がついた男は、さらに残酷になった。

痛みが走り、美玲の下半身に滲むものがあった。悲鳴が漏れる。もがけばもがくほど、岳斗は力を増す。脚を無理やり開かれ、裂けるような恐怖で視界が白くなる。

腹の中の子供まで不安げに蹴り、まるで一緒に抵抗しているみたいだった。

「見られるのが好きなんだろ」

岳斗は歯を食いしばったまま、スーツの襟元すら乱さない。ベルトだけを外し、態度だけが異様に整っている。

「動画、撮れ。好きに上げろ。再生が1回増えるたび、1万払ってやる」

「美玲――お前がどれだけ淫らか、全員に見せてやれ」

美玲の理性が、ぷつりと切れた。

「阿部岳斗……地獄に落ちろ……!」

「お願い……お願いだから、許して……! 私、死ぬ……死ぬから……!」

罵倒と懇願が入り混じり、言葉は崩れていく。それでも岳斗の表情は動かない。

「子供が俺の子だって言うなら、羊水検査でもしろ。DNA鑑定でも何でもやれ」

そのとき、岳斗の動きが止まった。

美玲は、ようやく解放されるのだと思い、息を吸い込んで言葉を重ねる。

「今すぐやって……! 生まれてからじゃなくても……私――」

だが、岳斗は冷たく見下ろした。瞳は毒で磨いたみたいに暗い。

「……俺が、やってないとでも思ったか?」

その瞬間、岳斗のスマホが鳴った。

「……もしもし、春菜」

「DNAの結果? 言え」

受話器の向こうから女の声がするたび、岳斗の周囲の空気が沈んでいく。整った顔が、怒りで少しずつ歪んでいった。

「美玲」

「結果が出た。腹の子は――俺と一切、関係ない」

「……言い訳は、まだあるか?」

最新チャプター

おすすめ 😍

舐めるつもり?なら、思い知らせてあげる

舐めるつもり?なら、思い知らせてあげる

15.6k 閲覧数 · 連載中 · 桜井 ゆい​
18年間、自分が実の娘でないとは知らずに生きてきた。ある日、荷物をすべて玄関の外に放り出され、街角に立ち尽くす私の前に現れたのは、噂では極貧だという「生家」から迎えに来た、見たこともない「兄」。

ところが、その兄が乗ってきたのはトラクターだった。

ガタガタと揺れるトラクターがたどり着いた先は、まるで古城のような大邸宅。そこで私は思い知る。本当の家族のもとに引き取られた私は、貧しくなるどころか、前よりずっと裕福になっていたのだ。

……だが、ちょっと待ってほしい。なぜ私には突然、婚約者というものが存在するのか。しかもその相手は、私の大学の教授だという。誰か、説明してくれないだろうか。
私の障害のある夫は闇の帝王

私の障害のある夫は闇の帝王

68.8k 閲覧数 · 連載中 · 南ちゃん
「これは俺を誘惑する手段か?」蒼司は目の前の薄い寝間着を身に纏った女を見つめた。彼女の完璧な身体の曲線が目の前に晒されている。

「認めよう、俺はお前に惹かれている」

蒼司は勢いよく頭を下げ、薄い唇で私の鎖骨に噛みつき、指先は私の胸の豊かな膨らみから下へと辿り、両脚の間に押し入った。

私は彼にベッドに押し倒され、彼が私の身体にもたらす快感を感じていた。

「いい子にして、俺を受け入れろ」蒼司は勢いよく私を貫いた。


元夫と従妹の裏切りに遭った後、会社の損失を補うため、未来は身体障害で顔に傷を負った蒼司と契約結婚することになった。

しかしある事故で未来は発見する。蒼司は顔に傷もなく、身体障害でもなく、それどころかこの街全体を支配する闇の帝王だったのだ。

未来は恐れ、この恐ろしい男から逃げ出そうとするが、蒼司は何度も彼女を連れ戻す。「契約は無効だ。俺はお前の身体だけでなく、心も欲しい」

今度こそ、彼女は本当にこの危険な男を愛してしまうのだろうか?
「田舎者」と笑われた私、実は裏社会の女帝でした ~冷徹社長に正体がバレて溺愛される~

「田舎者」と笑われた私、実は裏社会の女帝でした ~冷徹社長に正体がバレて溺愛される~

93k 閲覧数 · 連載中 · 68拓海
ある名家から「不吉な忌み子」として捨てられ、世間からは「ただの田舎娘」と嘲笑される少女。
しかし、その正体は……
ファッション界を牽引するカリスマであり、香水界の伝説的な始祖。
さらには裏社会と政財界の命脈を握り、大物たちが跪く「影の支配者」だった!

長きにわたる雌伏の時を経て、彼女はついに帰還する。
奪われたすべてを取り戻し、自分を蔑んだ一族や世間を足元にひれ伏させるために。

一方、彼女の前に立ちはだかるのは、商業界の帝王と呼ばれる冷徹な男。
彼は知らなかった。裏でも表でも自分を脅かす最強の宿敵が、目の前で愛らしく微笑むこの少女だということを。

互いに正体を隠したまま、幾度もの交戦を重ねる二人。
そのスリリングな攻防の中で、二人は互いの秘密と脆さを共有し、やがて敵対関係は唯一無二の愛へと変わっていく。

そして危機が訪れた時、二人はついに仮面を脱ぎ捨て、並び立って頂点へと君臨する。

「君の『仮面』はすべて剥がした。次は、その心を裸にする番だ」
すべてを奪われた令嬢は、やり直しの人生で微笑む

すべてを奪われた令嬢は、やり直しの人生で微笑む

18.1k 閲覧数 · 連載中 · 夢物語
冷たい土の中、私はゆっくりと息絶えようとしていた。
視界を染めるのは絶望の闇。そして、耳元に届くのは――従妹・原田紀奈の、歪んだ嘲笑。

「お姉ちゃん、恨むなら自分の甘さを恨みなさい」

父の薬をすり替え、母を死に追いやり、兄の事故さえ仕組んだ。すべては、目の前で笑うこの女の仕業だった。
さらに突きつけられる、あまりにも残酷な真実。

「あなたの婚約者はね、あなたが身を削って得たお金で、私への婚約指輪を買ったのよ?」

――すべてを奪われ、絶望の中で命を落とした、はずだった。

しかし、次に目を覚ますと、そこは見覚えのある「19歳の誕生日パーティー」の会場。
前世と同じように、婚約者の七瀬崚介が私に無実の罪を着せ、謝罪を迫っている。

(……でも、もう私は、あの頃の愚かな人形じゃない)

奪われた人生も、向けられた悪意も、そのすべてを覚えている。
今度は、私が奪い返す番。
裏切り者たちに、地獄以上の絶望を――たっぷり利子を付けて、返してあげる。
婚約破棄後、私はヤクザの組長と結婚した

婚約破棄後、私はヤクザの組長と結婚した

54.9k 閲覧数 · 連載中 · やもり
裏切りと陰謀が渦巻く世界で、妃那(えな)は突然の誘拐事件に巻き込まれる。
救いの手を差し伸べたのは謎めいた男・葉夜(かなや)だったが、彼の真意は読めない。
一方、妃那の宿敵であり自信家の祈葉(いのか)は、自らの美貌と魅力を武器に黒社会の頂点を目指すが、
思いもよらぬ残酷な試練に追い込まれていく。
誤解と嫉妬、愛と憎しみが絡み合い、
それぞれの思惑がやがて一つの危険な運命へと収束していく――。
家族の縁を切った日、兄たちはすべてを失った

家族の縁を切った日、兄たちはすべてを失った

334.4k 閲覧数 · 連載中 · 風見リン
前の人生で両親が交通事故で亡くなった後、長兄は世間体を気にして、事故を起こした運転手の娘を家に引き取った。
公平を期すという名目のもと、兄たちは彼女からリソースを根こそぎ奪い、その尊厳を踏みにじってまで、運転手の娘を支えた。
彼女は兄たちのためにすべてを捧げたというのに、家を追い出され、無残に死んだ。

生まれ変わった今、彼女は人助けの精神などかなぐり捨てた。許さない、和解しない。あなたたちはあなたたちで固まっていればいい。私は一人、輝くだけ。

兄たちは皆、彼女がただ意地を張っているだけだと思っていた。三日もすれば泣きついて戻ってくるだろうと高を括っていたのだ。
だが三日経ち、また三日経っても彼女は戻らない。兄たちは次第に焦り始めた。

長兄:「なぜ最近、こんなに体調が悪いんだ?」――彼女がもう滋養強壮剤を届けてくれないからだ。
次兄:「会社のファイアウォールは、なぜこうも問題ばかり起こす?」――彼女がメンテナンスに来なくなったからだ。
三兄:「新薬の開発が遅々として進まないのはなぜだ?」――彼女が治験をしなくなったからだ。
四兄:「どうしてこんなにつまらない脚本しか上がってこない?」――彼女がもう執筆しないからだ。
五兄:「この義肢は、なぜこんなに出来が悪いんだ?」――彼女が製作をやめたからだ。
六兄:「なぜチームが負けた?」――彼女が脱退したからだ。

兄たちは地に膝をついて許しを請うた。「戻ってきてくれ。俺たちこそが、血を分けた本当の家族じゃないか」

彼女は絶縁状を兄たちの顔に叩きつけ、冷ややかに笑った。
「車が壁にぶつかってから、ようやくハンドルを切ることを覚えたのね。株が上がってから、ようやく買うことを覚え、罪を犯して判決が下ってから、ようやく悔い改めることを覚えた。残念だけど、私は――許さない!」
社長、突然の三つ子ができました!

社長、突然の三つ子ができました!

224.1k 閲覧数 · 連載中 · キノコ屋
五年前、私は継姉に薬を盛られた。学費に迫られ、私は全てを飲み込んだ。彼の熱い息が耳元に触れ、荒い指先が腿を撫でるたび、震えるような快感が走った。

あの忌まわしい夜から逃げるように去った私だったが、ほどなくして三つ子を妊娠していることに気付く。

五年後、医療界の新星として戻ってきた私は、継母、継姉、実の父へ全ての仕返しを誓う。

その時、彼が現れた。三人の小さな自分そっくりの顔をじっと見つめながら、優しく「パパ」と呼ぶよう子供たちを誘う彼。

ふとシャツのボタンを外し、悪戯っぽく笑って言った――

「どうだい、あの夜の熱をもう一度味わってみないか?」
二度目はない 動じず咲く

二度目はない 動じず咲く

71.5k 閲覧数 · 完結 · Gloria Fox
結婚式の一ヶ月前、私は一年かけて自らの手で縫い上げたウェディングドレスを燃やした。

婚約者は身ごもった愛人を腕に抱き寄せたままそこに立ち、私を鼻で笑っていた。「俺がいなきゃ、お前なんて何の価値もない」

私はきびすを返し、この街で最も裕福な男の扉を叩いた。「ロック氏、政略結婚にご興味はおありですか? 千億ドル相当の株式――それに加え、未来のビジネス帝国も無料でお付けいたしますわ」
追放された偽物の娘、その正体は最強でした

追放された偽物の娘、その正体は最強でした

268.2k 閲覧数 · 連載中 · ゲゲゲ
「本物の娘が見つかった。お前はもう用済みだ」
あの子が現れたその日、私は『偽物の娘』として家を追い出された。
渡されたのは、わずかな小銭と地方行きの片道切符だけ。
さらに婚約者は私をゴミのように捨て、その日のうちに『本物』であるあの子にプロポーズした。

……上等じゃない。せいぜい勝った気でいればいいわ。
だって彼らは、私の【本当の顔】を何一つ知らないのだから。

名門病院が見放した命を救う『天才外科医』。
オークションで数億円の値を叩き出す『伝説の画家』。
裏社会の闘技場で無敗を誇る『影の女王』。
そして――彼らの全財産すら小銭に思えるほどの『真の巨大財閥の後継者』であることを。

今さら元婚約者が土下座で許しを請おうと、本物の娘が嫉妬で狂いそうになろうと、もう遅い。
かつて私に婚約破棄の書類を叩きつけた冷酷で傲慢なCEOでさえ、今や何かに取り憑かれたように私を追い回し、「もう一度だけチャンスをくれ」とすがりついてくる始末。

私を捨てて、自分たちの人生を『アップグレード』したつもり?
笑わせないで。最初から、圧倒的に上の存在だったのは私のほうよ。
つわり発覚!? 禁欲上司に甘やかされすぎて、胸キュンが止まりません!

つわり発覚!? 禁欲上司に甘やかされすぎて、胸キュンが止まりません!

18.4k 閲覧数 · 連載中 · 佐伯綾子
結婚3周年の記念日、私は妊娠検査薬の書き込み(結果)をプレゼントとして夫に贈った。だけど、返ってきたのは1枚の写真――女の胸に添えられた、男の手。その指に光る結婚指輪が、すべてを物語っていた。

それは私の夫の手。――彼は、浮気をしていた。
離婚後、ママと子供が世界中で大活躍

離婚後、ママと子供が世界中で大活躍

171.7k 閲覧数 · 連載中 · yoake
18歳の彼女は、下半身不随の御曹司と結婚する。
本来の花嫁である義理の妹の身代わりとして。

2年間、彼の人生で最も暗い時期に寄り添い続けた。
しかし――

妹の帰還により、彼らの結婚生活は揺らぎ始める。
共に過ごした日々は、妹の存在の前では何の意味も持たないのか。
自己犠牲はもうおしまい。虐げられた養女の反撃

自己犠牲はもうおしまい。虐げられた養女の反撃

7.7k 閲覧数 · 連載中 · 神楽
丸十五年もの間、涼宮寧音の人生は、ただ一つの残酷な目的のためにあった。
――病弱な義妹のための「生きる血袋」として仕えること。

健康も、才能も、尊厳も、そのすべてを捧げて尽くしてきた。しかし、必死に媚びへつらい、 縋り付いてきた家族から彼女に返されたのは、冷酷な裏切りと追放だった。

彼女の最初の人生は、あまりにも惨めな悲劇で幕を閉じる。
底知れぬ悔恨のなか、彼女は高層ビルから身を投げたのだった。

――だが、運命は彼女に二度目のチャンスを与えた。

二十三歳の誕生日の朝、目を覚ました寧音は誓う。もう二度と、理不尽に耐え忍ぶだけの犠牲者にはならない、と。

彼女は、毒親と義妹が巣喰う涼宮家を毅然と離脱。彼らが決して奪うことのできない、自分だけの唯一無二の武器――非凡なる「デザインの才能」を手に、新たな世界へと飛び込む。

その圧倒的な輝きは、政財界に絶対的な権力を誇る最高経営責任者、伏見盛重の目を引いた。彼は同情という名の施しではなく、対等なビジネスパートナーとして、彼女に救いの手を差し伸べる。

いまや寧音は、ただ生き延びるために足掻く哀れな女ではない。

自らの人生を狂わせた「家族」を冷徹に、一歩ずつ破滅へと追い詰めながら、彼女は愛する実母の死の真相へと迫っていく。