第40章

夕暮れ時、相沢愛音と四宮礼司はほとんど同時に水月亭へ戻った。

夕食を済ませたあと、四宮礼司は彼女に一枚の紙を差し出した。

相沢愛音は目にかすかな疑問をよぎらせながらそれを受け取り、一目見た途端、口元が抑えきれずにほころぶ。

そこに書かれていた内容は、今日、雪村心春も突き止めていたものだった。

その表情を見た四宮礼司は、すっと眉を上げた。

「こっちは俺が人に調べさせたものだ。明日になったら、俺も一緒にそこへ行ける」

相沢愛音はぱっと顔を上げ、目を丸くする。

「え、いいよ。私一人でも行けるし」

四宮礼司は忙しい。これ以上、手を煩わせたくなかった。

「どうした。あの友達のほうが、...

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