第50章

野村翔の潜伏先を突き止めた。「白町」という場所らしい。

相沢愛音の意識は、最初から最後まで野村翔に張りついていた。翼でも生えて、今すぐ飛んでいきたいくらいだ。

四宮礼司と広瀬一紀には話があるようで、相沢愛音は礼司に付き添いを申し出られても断った。

翌朝早く、相沢愛音は四宮壱と白町へ向かう。

別荘からだと、車で二時間以上。

「若奥様、よろしければ少しお休みください。着いたらお声がけします」

バックミラー越しに、眠くてたまらないはずなのに必死に目を開けて座っている相沢愛音を見て、四宮壱が声をかけた。

「大丈夫」相沢愛音は首を横に振る。「四宮壱、ひとつ聞いていい?」

「はい、若奥様...

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