第109章

ちょうど明日の夜8時が、週に一度の番組生放送だ。そのまま出ればいい。

翌日、古川朱那は朝イチで収録現場に姿を見せ、事前にかなりの準備をしてきていた。

午後5時。メイク、ヘアセット、衣装替え。

デザイナーが用意したのは、淡く上品なメイクに、シャープに仕立てられた白のスーツワンピース。長い髪はきっちりとまとめられ、全体の印象は仕事のできる「清潔感」そのものだった。

そして、あっという間に本番。

スタジオには数十人の観覧者が円を描くように座り、各社メディアも詰めている。古川朱那は完全にスポットライトの中心へさらされた。

司会は温水布江。噂通りの毒舌で、挨拶が終わった瞬間、最初の一問がい...

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