第13章

須藤若菜のスタイリングチームはさすがの腕前だった。古川朱那の顔立ちと雰囲気に合わせ、花の精を思わせる「花仙子」風の装いを作り上げたのだ。

首元にはきらきらと光を弾くダイヤのネックレス。繊細で気品のある輝きが、朱那の冷ややかな魅力をいっそう引き立てる。隣で見ていた須藤若菜は、思わず目を輝かせた。

「やっば……可愛すぎ! 夜の会場、絶対みんなひっくり返るって!」

須藤若菜に抱きつかれ、古川朱那は唇をきゅっと結んだまま、何も言わなかった。

夜七時。二人は一緒にパーティー会場のホテルへ向かう。

ところが車内で、須藤若菜はずっと悪態をついていた。

「ねえ、あんたん家の養女、ほんとヤバいって...

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