第47章

しばらくの沈黙ののち、古川礼和は胸の奥で絡まり合う感情を、どうにか押し殺した。冷えた横顔に、わずかな諦めが滲む。

深く息を吸う。

「古川朱那、もういい加減にしろ。今回の提携は、俺たちにとって特別なんだ。おまえが行くしかない」

「古川グループの株を5%くれるなら、考えてあげる」

朱那は腕を組み、眉をつり上げた。

礼和が引き下がらないのは分かっている。だからこそ、見てやるのだ。彼が「一族のため」とやらの名目で、どこまでやれるのかを。

「ふざけるな!」

礼和が爆発した。怒りに顔が歪み、驚愕がそのまま声になる。

「おまえ、何を口にしてるか分かってるのか。古川グループの株を、おまえが欲...

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