第97章

それが出された瞬間、全員の顔色が変わった。

誰かが異議を唱えるより先に、古川朱那が淡々と説明する。

「最新型のポリグラフです。直接の証拠にはならないけど、精度は高い」

朱那は温度のない視線を周防蛍へ向けた。

「これに繋いで、さっき兄さんに聞かれた質問に答えられる?

本当のことなら反応しない。嘘なら――」

一同の視線が、ローテーブルの上の小さな機器へ吸い寄せられ、次に朱那へ戻る。

ここまで用意していたのか。

どうやら今日は、曖昧なまま終わらせる気がないらしい。

周防蛍は顔面から血の気が引き、器械を見つめたまま固まった。まるで怪物でも目の前にいるみたいに。

測れるわけがない。...

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