第41章

その写真を見つめたまま、小林暁は一瞬、自分が何をしていたのかさえ忘れた。

しばらく呆然としてから、ようやくマウスを滑らせ、項目の下にある紹介文へ目を落とす。

実のところ、小林月子に関する記述はほとんどなかった。著書の書名と生没年が載っているだけで、それ以外の情報は何ひとつない。

小林暁は、画面に表示されたその生没年を食い入るように見つめた。胸の奥に、荒れ狂う獣でも閉じ込められているみたいだった。今にも喉を突き破って、外へ飛び出してきそうなほどに。

小林月子が亡くなった日は、ちょうど彼女の誕生日の一日違いだった。

自分の誕生日の、翌日。

その日に小林月子はこの世を去っている。

そ...

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