第182章 別の女を探す

九条綾は首を横に振った。

「光を産んでからは嘘みたいになくなったわ。少し腰がだるかったりお腹が張ったりするだけで、痛みはないの」

三満はそれを聞くと、振り返って彼女に微笑みかけた。

「あの時、旦那様にも申し上げたんですよ。お産は生理痛の特効薬だって。それにしても奥様、光ちゃんを授かった時は早かったですねえ」

九条綾はその言葉に引っかかり、彼女を見た。

「生理痛の治療?」

三満は頷いた。

「ええ、そうですよ。あの時、旦那様が子供を欲しがったのは、奥様の生理痛を治すためだったじゃないですか。効果があって本当によかった。でなきゃ、奥様がどれだけ苦しんだか」

九条綾は今の今まで、光を...

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