第199章尊厳ある第三者視点

露台は広く、床には四角い灰色の石が敷き詰められていた。縁に沿って、腰の高さほどの彫刻入りの石の欄干が続いている。

ジャスティンは欄干まで歩いていき、そこで足を止めた。片手を幅広い石の天端に置いたまま、ムーン・リバーの領域一帯に広がる暗い森を見渡した。

風は木々のほうから吹き込み、額にかかる髪の乱れた一房をさらっていった。

彼はそれを直そうともしなかった。ただ、そこに立っていた。

フィオナが宴会場から出てきて、背後のガラス扉を引いて閉めた。

露台は静まり返った。

彼女は歩み寄り、彼の隣で立ち止まった。

彼女は彼の手にあるグラスを見、それから横顔に視線を移した。そこには何の表情もなか...

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