第271章

伊井瀬奈は驚いた表情を浮かべた。普段から電子機器をいじるのが好きな息子だが、何日もかけて組み立てていたロボットに、まさか護身用になるほどの高度な機能があるとは思ってもみなかった。

「瀧ちゃん、そのロボット、本当にそんなにすごいの?」

伊井瀧は小さな顎をくいっと上げ、得意満面になる。

「もちろんだよ。おじさんがくれた最高級の材料と、僕の最強の頭脳を合わせれば、絶対に一番すごいものが作れるんだ。あと二日で完成するから、そしたらママを守ってあげる」

伊井瀬奈は数秒ぼうっとして、それもいいかもしれないと思った。もし瀧ちゃんの作るロボットが本当にそれほどすごいなら、オフィスに置いておけば役に立...

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