チャプター 14

ジャックス

スチュアートがサンダース嬢の訪問を告げたとき、私は彼女を上に通すよう伝えた。ちょっとした楽しみになるかもしれないと思ったからだ。だが、エレベーターのドアが開いた瞬間、世界で最も美しい女性が目の前に現れるなんて想像もしていなかった。イザベラは赤いドレスを身にまとい、息をのむほど美しい。タオル一枚の姿で気まずい状況にならないよう、彼女の胸元をじろじろ見ないように努めた。

「ご不便をおかけして申し訳ありません」アッシャーが両手をポケットに突っ込みながら彼女に言う。この野郎、まったく動じない態度を崩さない。どうやってそんなことができるのか理解できない。

「いいえ、気にしないで...

ログインして続きを読む