第20章 ゴミこそゴミを食うにふさわしい

「一日中家に寄りつかないで……外でどこの馬の骨とよろしくやってるのか、誰が知るっての!」

家族の冷笑を浴びても、今井心晴は顔色ひとつ変えず食卓へ歩いた。

皿に残った料理へ視線を落とし、口元だけで冷たい弧を描く。

「……それ、あんたの唾液ごと食えってこと?」

今井心晴はフォアグラの皿を手に取り、手首をくいっと返した。

皿ごと、フォアグラごと――隣のゴミ箱へ、ためらいなく放り込む。

「こんな生ゴミ、あんたが食べれば」

ぱん、と手を払って、三人の固まった顔を淡々と見渡した。

「だって、ゴミを食うのに相応しいのはゴミだけでしょ」

「――あんたっ! 何てことするの!」

今井洋子が机...

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