第46章 彼女を心配する

今井優奈は視線を泳がせ、唐突に腹を押さえた。

「うぅ……ママ、お腹がちょっと……さっきのことで驚いて、変になっちゃったみたい」

「やだ優奈! また痛むの?!」

今井洋子は今井心晴を叱るどころではなくなり、慌てて娘の身体を支える。

「疲れたんじゃないの? ほら、俊哉! 優奈を部屋に連れてって休ませなさい! お腹にさわるんだから、無理させないで!」

「わ、分かった! 今すぐ!」

古川俊哉も、今やその子の存在が宝物みたいなものだ。慌てて、壊れ物を扱うように優奈の身体を抱え起こす。

「パパ、ママ……先に部屋へ戻るね」

優奈は弱々しく言い、まぶたを重たげに落とした。

「この二日、妊娠...

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