第22章

 赤橙色の閃光がぱっと弾け、灼けつくような熱波が一瞬で彼女の体を窓の外へ吹き飛ばした。

 次の瞬間、鈴鹿柚葉は階下の植え込みへ叩き落とされる。背中が地面にぶつかり、「うっ……」と息が漏れた。

 痛みに喉が潰れたような呻きがこぼれ、血の混じった唾を吐き出す。全身が、いちいち悲鳴を上げていた。

 上階では爆ぜる音が立て続けに響き、三階からガラス片が雨のように降ってくる。きらりと光って、彼女のすぐそばの地面に散った。

 異変に気づいた誰かが、裂けるような悲鳴を上げる。

「助けて! 爆発よ!」

「早く通報して!」

 耳がじんじん鳴り、鈴鹿柚葉は地面に転がったまま、三階の砕けた窓から噴き...

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