第23章

 鈴鹿柚葉は鏡をちらりと覗き込み、肩甲骨のあたり一面に青あざが広がっているのを見つけた……。

 あのとき、植え込みに転がり落ちたせいだろう。下に低木があったから助かったものの、もしなかったら――。

 シャワーを済ませ、傷に薬を塗ってベッドへ潜り込む。スマホを手に取ると、未読が一件。

 理人兄さんからだった。

『協力者の件、決めた?』

『ちょっと時間ちょうだい』

『……わかった。なるべく早く頼む』

 鈴鹿柚葉は思わず苦笑した。最初に理人兄さんと会ったときは、クールな人なんだろうと思っていたのに。

 だって、あんな場所で働いているのだ。

 けれど付き合ってみると……クールなのは...

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