第163章 彼らは昨夜一緒にいた?

昨夜、あいつら……一緒にいた?

昨夜も高原文也は、あたしを部屋に置き去りにして……あの300万で追い払おうとした。

その間、実はリアに会いに行ってたってこと?

下腹の痛みが、その瞬間いきなり跳ね上がった。

錆びた刃物で腸をぐちゃぐちゃにかき回されるみたいに。

激痛に引きずられるように、胸の奥の息苦しさが一気にせり上がり、視界が真っ黒に沈む。

阿部奈々は膝から力が抜け、前のめりに倒れ込んだ。

「阿部奈々!」

モニカが悲鳴を上げ、滑り落ちる身体を抱きとめる。

高原文也の顔色が変わった。

目の前のリアを乱暴に押しのけると、大股で詰め寄り、阿部奈々を抱き上げようとする。

「下が...

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