第28章 集団いじめ

席ひとつのことで、栗原舞歌は江藤乃唯と張り合う気にもなれなかった。そもそも、あの輪の近くに寄りたくない。だから適当に、壁際の隅っこの席に腰を下ろす。

中心から離れていて、都合がいい。

露骨な蔑みと探るような視線を避けられるし、静かにこの食事を終えられる。

ほどなくして、卓には色とりどりの料理がずらりと並んだ。

江藤乃唯の取り巻きたちは固まって座り、料理にはほとんど箸をつけないくせに、ヨイショだけは途切れない。

「乃唯、ほんと羨ましい~。あんなに長く海外にいても、こんなに素敵な人が待っててくれるなんて!」

「ね! 千崎さんって絶対頼れるタイプだし、乃唯のこと大事にしてるの丸わかり。...

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