第118章 小泉星菜が有名になった

彼女が彼を貶すのは、父親の利益を引き出すため……?

松原聖矢は眉をひそめ、白石菜々子を見つめた。どこか話の筋が妙だ――そんな違和感が、胸の奥に引っかかる。

白石菜々子も、彼が簡単には信じないと分かっている。視線を泳がせ、すぐに別の切り口を思いついた。

「ねえ。実はあなたのお父さんの考え、私と同じなのよ。思い出して? 私と川島晃が『聖矢には絵の才能がない』って言ったとき、お父さん……反論しなかったでしょ」

白石菜々子はふう、と重く息をつく。わざと深刻そうな声に落とした。

「聖矢、まだ知らないと思うけど……あなたのお母さんがネットで、あなたとお父さんの悪口を言い続けてるせいで、最近お父...

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