第133章 松原聖矢、お前は狂ったのか?

謝れば、それで全部片がつくの?

本当に?

小泉星菜は頭をがしがしとかき、しばらく迷った末に、かすれた苦笑を零した。

「分かったわ、真崎。松原聖矢を探してほしい。……もうあの子も松原真哉も要らない、そう思った。でも、十月十日お腹にいて、私が産んだ子なの。危ない目には遭わせたくない」

「……分かりました」

今村真崎の瞳がすっと陰り、すぐにスマホを取り出して助手へ連絡を入れ始める。

「パパ、小泉さん。お腹がちょっと痛い。トイレ行きたい」

今村拓弥は今村真崎と小泉星菜を見上げ、少し離れた大きな木をちらりと見てから、照れたふりで腹を押さえた。

「トイレ? 今?」

小泉星菜はその言葉に...

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