第22章 パパはママに私たちのママになってくれると約束した

「パパ!」

真っ先に庄司沢弥が庄司景悠の姿を見つけ、伊代妃奈の膝の上からひょいと小さな顔をのぞかせた。瞳がきらきらと輝いている。

するりと伊代妃奈の膝から降りると、そのまま庄司景悠のもとへ駆けていく。

庄司景悠はそんな息子を見下ろし、無言のまま手を伸ばして、庄司沢弥の頭をくしゃりと撫でた。

「ぼ、僕、急に思い出したんだけど、先生に出されたレゴの作品、まだ完成してなかった!」

庄司沢弥はくるりと目を動かし、いかにも苦しい言い訳をひねり出すと、そのまま一目散に階段へ向かった。

「ママもパパも、ゆっくり話してて!」

小さな背中が階段の折れ角に消えた途端、広いリビングには大人二人だけが...

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