第24章 まだ諦めない

ここ3日ほど、驚くほど静かだった。

重久瑛介のほうからは、その後いっさい音沙汰がない。直接押しかけてくることもなければ、別のルートを使ってOCに圧力をかけてくることもなかった。

池川里緒には、彼が何を考えているのかさっぱり分からない。遠回しにでも探りを入れてみようか――そう思わなかったわけではない。

けれど、今の自分の立場はあまりにも微妙だ。聞き方を間違えれば、まるで自分が重久瑛介の代わりに様子をうかがっているみたいになってしまう。そんなことで中浦優斗に迷惑でもかけたら、目も当てられない。

結局、その考えは引っ込めた。

余計なことは考えない。雑念を全部押し込めて、仕事に没頭する。

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