第一百零二話

十二月の第三週。

偽造された繁星の作品は暴かれ、残党は一掃され、記念展は大成功を収めた。けれどKはまだ闇の中に潜んでいて、繁星の謎は完全には解けていない。

私は新しいアトリエの椅子に座り、原稿を描いていた。ペン先が紙の上を走るたびにサラサラと音が立ち、六芒星の輪郭がゆっくりと浮かび上がってくる。

凛人がドアを開けて入ってきた。手には一枚の招待状を持っていた。

「何これ?」と私は聞いた。

「ハイジュエリーのオークションだよ」と彼は言い、招待状をデスクの上に置いた。「来月、香港で」

私は招待状を手に取った。金箔押しの文字、深いネイビーのベルベット張りの表紙。開くと、中には一つの出品...

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