第一百三十話

警察からの知らせが届いたのは、午前十時三十分だった。

佐伯から送られてきたメッセージはたった二行で、私は法廷の外の廊下でそれを読み終え、スマートフォンの画面を手のひらに握ったまま、すぐには返信できなかった。

廊下では人が行き交い、誰かが声を潜めて電話をかけ、書類カートを押した職員が私の横を通り過ぎていった。私はそこに立ったまま、足の下のタイルが突然ずっしりと重くなったような感覚を覚えた。

確定した。

現場に残された厢型バン、医療搬送用の機材一式、そして追跡された資金の流れ——三本の線が、一人の人間に集約された。逮捕された襲撃者の一人が取調べで仲介人の名前を供述したのだ。検察はすでに十分...

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