第一百三十三話

保釈審問の法廷は、想像していたよりずっと小さかった。

細長い空間で、木目調の天井が低く圧しかかり、空気には古い書類の匂いが染みついていた。ここで読まれてきたすべての文書が、それぞれの重さを残していくみたいに。

私は傍聴席の通路側に座っていた。左隣に凛人、その隣に黒崎。

佐伯はすでに席に着いていた。背筋をまっすぐ伸ばし、整理した書類の束を机の上に置いて、指の腹で端を押さえている。余分な動きは一切なかった。

向かいには、桂木光宗の弁護士チームが三人。

桂木本人は車椅子に座っていた。マフラーを巻き、左手を肘掛けに乗せ、肌は紙のように薄く透けて見えた。入廷してきたとき、誰かが前に出て車椅...

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