第一百三十五話

保釈請求が却下されたという知らせは、夕方、佐伯からLINEで届いた。

短い一文だった。感嘆符もなく、特別な言葉もなかった。

「申請却下。桂木は引き続き勾留されます」

私は携帯をテーブルに置いて、すぐには返信しなかった。窓の外の中庭は相変わらずの枯れ芝生で、何羽かの雀がコンクリートの縁を跳ね回っていた。何もかもに無関心な様子で。

私の気持ちは、思っていたほどの喜びではなかった。むしろ、沈むような感覚だった。

ようやく地面を踏みしめたような、重い確かさ。

凛人が病室の椅子から顔を上げて、私を一瞥した。何も言わなかった。彼の手首にはまだ医療用の包帯が巻かれていて、血色は昨日よりは良く...

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