第一百三十八話

毒物鑑定の結果を、検察官が読み上げたのは午前九時四十分だった。

私は証人席の隣の傍聴席に座って、その数字を耳にした瞬間、泣かなかった。

心臓停止。強心配糖体の過剰投与。

持病の発作ではない。身体の衰弱でもない。誰かが、彼女がまだ生きていた頃に、薬の中に毒を混ぜたのだ。

私は膝の上に置いた自分の手を見下ろした。手の甲は静かで、震えも、白くなることもなかった。それが覚悟していたからなのか、それとも体が脳よりも早く理解していたからなのか、私には分からなかった——ある事柄は、一度口にされてしまえば、それが起きなかったふりをすることは、もう誰にもできない。

法廷は静まり返っていた。

その...

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