第一百四十六話

授賞式の大型スクリーンは、白かった。

目を刺すような冷たい白ではなく、朝の障子紙を透かしてくる光のような、柔らかく均一な、どこか厳かな静けさをたたえた白だった。

私は壇下に立ち、仰いでその文字を見つめた。

清原澪。

繁星。

二つの名前が、白い背景の上に並んで浮かんでいた。フォントは、隣に並ぶ存命デザイナーたちの名前よりも、半段ほど大きかった。業界協会の決定——生涯功績賞の追贈、連名での正式収録。三十年にわたる抹消が、このスクリーン一枚をもって幕を閉じた。

目が、乾いていた。

ひりつくように、熱を持つように乾いていた。一度泣き切った後に残る、あの虚ろな感覚に似ていた。でも、私は...

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