第一百五十一話

胸針が作業台の中央に置かれていた。

照明が降り注ぎ、その六芒星はひっそりと光を反射している。記憶の中にある母のものと、ほとんど同じだった。

ほとんど、だけど。

レイヴンが身をかがめ、ルーペで縁の切り口を一つひとつゆっくりとなぞっていく。何も言わなかった。工房の中には彼の息づかいと、ピンセットをわずかに動かす金属の擦れる音だけが満ちていた。凛人は私の後ろに立ち、近づきもせず、離れもしなかった。黒崎は窓際でノートパソコムの画面を見つめ、指をキーボードの上で止めたまま、微動だにしない。

私も何も言わなかった。

ただその胸針を見つめ、心拍がひどく遅いような、どこかおかしいような感覚を覚えて...

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