第一百八十一話

客人たちが帰り、賑わいは潮が引くように消えていった。

新しい家の明かりは、まだついていた。

ドアが閉まった瞬間、玄関に立ったまま、どこを見ればいいかわからなくなった。

まだウェディングドレスを着ている。まだ今日の私のまま。でも今日の私は、もう彼の妻になっていた。

その言葉を心の中で繰り返した。不思議と少し現実で、少し現実じゃない感じがした。

凛人は私の後ろに立っていて、何も言わなかった。

彼の手が、そっと私の肩に乗せられた。ただそこに置かれているだけで、何の動作もない。私が先に口を開くのを待っているようでもあり、彼自身もこの瞬間が本物だと確かめるために少し時間が必要なようでもあっ...

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