チャプター 182

彼の指がレースをなぞる。じらすように、でも私が一番触れてほしい場所には決して触れようとしない。

彼の体躯の下で、私は身をよじった。もっと触れてほしくてたまらない。

「お願い」私は囁いた。「触って」

「どこに?」彼の指はTバックの縁に沿って、狂おしい旅を続ける。「ここか?」腰骨を掠める。「それとも、こっち?」手は内腿へと移っていく。

「どこかなんて、わかってるくせに」もどかしくて、私は呻いた。

「君の口から聞きたいんだ」彼の声は命令的でありながら、どこか楽しんでいるようだった。

私は彼の瞳をまっすぐに見つめた。「アソコを触って、アレックス。お願い」

彼の目が満足げにきらめいた。「いい子だ」

つい...

ログインして続きを読む