チャプター 192

彼がそれを引き下げやすいように腰を浮かせると、私の体にはブラとパンティだけが残された。アレクサンダーは一歩下がり、紛れもない飢えを宿した目で、私を貪るように見つめた。

彼のベルトに手を伸ばしたが、その手は手首を掴まれ、腰の横にあるドレッサーに押さえつけられた。「焦るな」

アレクサンダーは私の首筋に顔を埋め、鎖骨へと熱いキスを這わせた。肌を掠める歯の感触に、私は思わず息を呑む。彼の肩を掴むと、指先の下に硬い筋肉を感じた。

「ああ……完璧だ」肌に唇を寄せたまま、彼が囁いた。ドレッサーを押さえていた手は私の腰へと滑り、さらに上って胸を包み込む。ブラのレース越しに、彼はそれを強く握りしめ、親指で乳首を...

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