第三十三章

アレクサンダー

俺は彼女の脚をそっと離し、ぐらつかないのを確かめてから、ずれていたビキニを元の位置に戻してやった。

「大丈夫か?」そう訊いて、腹にキスを落とす。

「脚の感覚がない」

「任務完了ってことだな」

彼女はかすかに笑い、指が俺の髪を探り当てた。「今のは……」

「最高?信じられない?人生でいちばんの絶頂?」

「うぬぼれ屋」

「自信家だ。そこは違う」俺は時間をかけて、彼女の身体を下から上へとキスで辿っていく。唇に辿り着くと、深く口づけた。俺の唇に残る彼女自身の味を、彼女に教えるように。

「もう、アレックス……」離れた瞬間、彼女は掠れ声で呟いた。

呼吸は乱れ、俺がさっき与えた余韻で、太腿...

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