第九十二章

私は喘いだ。濡れた彼の方に支えを求めるように手を伸ばす。アレクサンダーは私をプールの縁に押し付け、彼の硬い体が、私の体とぴったりと密着した。彼の体の隅々まで感じられたし、私の下腹部に押し付けられる、紛れもない硬さも感じられた。

「クソッ、リヴ」口元で彼が唸る。「お前、最高に美味い」

彼の手が私の腰を滑り、さらに下へ……臀部を包み込むように掴むと、私を少し持ち上げた。そのせいで、彼の勃起が私の中心に押し付けられる。二枚の水着越しだというのに、その接触は快感の火花となって私の中を駆け巡った。

「アレクサンダー」キスを解いて息を吸いながら、私は喘ぐように言った。

「やめろと言え」首筋にキスを落としな...

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