チャプター 100

まずスティーヴン、そして今度はグレン――まるで皆が何かの呪いにでもかかったみたいだった。

ダイアナはグレンの態度の変化に少しも驚かなかった。落ち着いて小さくうなずくだけだ。「お手数をおかけしました、ハワードさん」

「とんでもない! こちらこそ光栄です!」グレンは慌てて手を振り、礼を受け取らぬようにして、自ら先に立った。恭しくダイアナを入口まで案内しながら言う。「ヨークさん、今後の調整につきましては、私がご自宅へ伺いましょうか、それとも……?」

「書類はこの住所へ届けて」ダイアナはメモを差し出した。

「承知しました。必ず時間どおりに!」

二人のやり取りは終始ジョンを完全に無視し、そこに...

ログインして続きを読む