チャプター 101

レイラは単刀直入に切り出した。クルスのような相手には、主導権を握る材料が要ると分かっていたのだ。

「最近、ダイアナの様子がどうにも怪しいの」心臓は早鐘を打っているのに、声だけは揺らさずに言った。「ルパートに……ちょっと常識外れなやり方で『治療』をしている。あなたが興味を持ちそうな情報もあるわ」

受話器の向こうに、一瞬の沈黙が垂れ下がった。やがて柔らかな笑いが割って入る。「面白い。値段はいくらだ?」

「金よ」レイラは奥歯を噛みしめて答えた。「それと、ダイアナを片づけるのを手伝って」

「いいだろう」クルスは拍子抜けするほどあっさり同意した。「全部送れ。金はすぐ口座に入る」

通話を切った途...

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