チャプター 147

ダイアナはユーピーエスビーのドライブを引き抜き、ポケットに戻すと、エリサと数名の警備員に付き添われながら、脇の扉から音もなく抜け出した。

エンバー基地へ向かう車内で、エリサはようやく張りつめた興奮から立ち直った。

隣で目を閉じ、休むように座っているダイアナを見つめる。エリサの目には、惜しみない敬慕が宿っていた。

「さっきの、もう……本当にすごかった!」

興奮で言葉がうまく繋がらず、座席の上でもぞもぞと身をよじる。「あの記者たちの顔、最高だったよ!」

「それにダミアン、怖くて気絶するとか――自業自得!」

ダイアナは目を開けたが、エリサの言葉には応じない。代わりにポケットから小さな黒い...

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