第十五章

ルパートは眉間に深い皺を寄せ、まるで耐えがたい痛みに堪えているかのようだった。

秒が過ぎるにつれ、彼女の手首を締めつけていた力が少しずつ緩んでいく。灼けるような熱もゆっくりと引いて、冷たさへと変わった。

その冷たさに、ディアナの胸の奥がちくりと痛んだ。

「わかったわ」彼女は言った。

「何がわかった? 病室にいろ、どこにも行くな! 俺の連絡を待て!」

「うん」ディアナは短く頷き、アラリックが去っていくのを見送った。

病室はふたたび静寂に包まれた。

だが、エリサはまだ、追い詰められた犯罪者たちの手の中にいる。

待つ一分一分が、状況に新たな変数を増やしていく。

友だちの命を他人の手...

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