第157章

「ニュースは見た」メイソンが切り出した。いつもよりずっと重い声だった。「一族の恥さらしだ――邪悪な息子が現れた」

ルパートは傍らに控え、視線を落としている。背景として申し分ない佇まいだった。

「ラッセル家の系譜は百年以上にわたって育ち、枝葉を青々と茂らせてきた。だが、どんな枝にも、いずれ虫がつき、腐りは生まれる」メイソンは言葉を続けた。

その視線がダイアナに落ちた。風雪にさらされたようなその眼差しに責める色はなく、むしろ重く、託すような吟味が宿っていた。

「剪定すれば足りると思っていた。だが今は分かる。腐りは根にまで及ぶことがある――完全に断たねば、木そのものを滅ぼす」

彼は息をつき...

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